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毎月19日は食育の日です(令和5年3月)
19日は「食育の日」です!
食育とは「生きる上での基本であり、様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力
を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること」とされています。
生涯にわたって「食べる力」=「生きる力」を育むことが重要です!
食育の「育(いく)」が『19』を連想されることから、加えて「食(しょく)」が
「しょ→初→1」、「く→9」が『19』を連想させることも、19日が「食育の日」と制定された理由と
されています。
あなたが住んでいる埼玉県の郷土料理、知っていますか?
埼玉県は東西に約103kg、南北に訳52kmに及び総面積は3,800㎢ にも
なります。
北部、西部、東部、中部、秩父地域と大きく分けて5つの地域があり、それ
ぞれの特色があります。
昔から米と麦の二毛作が行われており、小麦は農家の食を支える食材でも
あります。小麦食を代表とする料理がうどんとまんじゅう。
現在でも『朝まんじゅうに昼うどん』という言葉が伝わるほど。
中でもうどんは、各地域で独自の文化を遂げており、県内に20種類以上も種類があると
言われています。
各地域の特色を知っていますか?
北部地域:「ねぎぬた」「煮ぼうとう」
群馬県に接する北部地域は、県内有数の農業地帯で野菜や麦などの栽培が盛ん。
特産品として有名なのは、深谷ねぎで1年を通して収穫されます。
ねぎぬたは家庭料理としてだけではなく、市内の給食でも提供されています。
うどんの代表が煮ぼうとう。山梨県のほうとうは異なり、季節の野菜を入れるのが特徴です。
西部地域:「かてめし」「冷や汁/すったて」
外秩父山地から高麗・加治・狭山丘陵を経て、武蔵野台地へと起伏にとんだ地形が続く西部地域。
川越で有名なさつまいもをはじめ、ほうれんそう、さといも、かぶ、にんじんなどの野菜作りが盛ん。
秩父地域で伝わるかてめしは西部地域でも食べられており、さといもの茎を乾燥させた「ずいき」は
欠かせない具材になっています。
冷や汁/すったては、ご飯にかけることもありますが、西部地域ではうどんのつけ汁にするのが
定番です。
東部地域:「いがまんじゅう」
水が豊富で米作りを行っていた地域ですが、昔はもち米が高価だったため、少ない赤飯でボリューム
を出そうとまんじゅうを入れた、いがまんじゅうが生まれたとい言われています。
中部地域:「くわいの煮物」
首都圏に隣接しているさいたま市は、現在も県内有数の野菜の産地。
さいたま市の東部は小松菜や山東菜、西部は早場米、北西部は梨やぶどうなどの果樹、中央部は
植木や苗木類、野菜が生産されています。
さいたま市全域を通して生産量が多いのは小松菜とさつまいもで、特産品として有名なのは
くわいです。
秩父地域:「みそポテト」
秩父地域の食文化で欠かせないのが、『小昼飯(こじゅうはん)』と呼ばれる農作業の合間など、
小腹が空いた時に食べられる郷土料理。
天ぷらにしたじゃがいもに、甘辛い味噌だれをかけた、みそポテトが有名です。
* 参考 *
農林水産省「うちの郷土料理〜次世代に伝えたい大切な味〜」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/area/saitama.html<外部リンク>