和紙の種類
漉き方による分類では、手漉き和紙と機械和紙があります。手漉き和紙では、流し漉きと溜め漉きの方法があります。前者は汲んだ水をリズミカルに動かして比較的薄い紙を漉く技術で、後者は汲んだ水をそのまま保持する技術で紙は厚く仕上がります。材料は楮が主流ですが、三椏、雁皮やパルプなどが使用されて、それぞれに材料を冠した名称が付けられることがあります。和紙の仕上がりによれば、未晒紙、雲流紙、落水紙、工芸紙、ヤマトチリ紙など様々な呼称があります。細川紙は上記の分類では、楮を使用した流し漉きの未晒紙となります。