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「細川紙」ユネスコ無形文化遺産登録決定を受けて

記事ID:0000701 更新日:2014年11月27日更新
この度、パリで開催されました第9回政府間委員会において細川紙が、石州半紙、本美濃紙と併せ、「和紙・日本の手漉和紙技術」として、ユネスコ無形文化遺産に登録されましたことは、細川紙技術者協会の皆さまの長年にわたる技術の向上、後継者育成に取り組んでこられた努力の賜物と存じます。本村にとっても、たいへん光栄であり重要な転機となりました。
今回「和紙」としてのグルーピング化に際し、既にユネスコ無形文化遺産に登録されていた石州半紙関係者の皆さまに多大なご配慮をいただき、また登録に至るまで本美濃紙関係者、文化庁を始めとします関係機関にご尽力をいただきましたことに対し、深く感謝申し上げます。
本村は約1300年前から、「槻川」沿いの地域で清流を利用して手漉き和紙を農閑期の副業として行い、江戸時代には有力な地場産業でありました。現在は生活様式の変化等により、和紙の需要が減り後継者不足の課題を抱えながらも、細川紙を漉く技術の伝承はしっかりと受け継がれてきました。
本村は清流と四季折々の花々に囲まれた自然豊かな地として、現在も四季を問わず多くの人々が訪れます。村の観光名所となっている「東秩父村和紙の里」は、紙漉きの見学や紙漉き体験をとおして和紙の魅力を存分に味わえますので、東秩父村にぜひお越しください。